2024年11月21日

飛島と海ごみ

酒田市の39km㎞沖合に浮かぶ周囲10.2kmの小さな島。

2019年現在190人が暮らしています。温かい対馬暖流の中にあり、その恩恵を受けて海の幸にも恵まれています。

そんな自然豊かな島に1990年代から多量の海ごみが目立ち始めました。同時に島の少子高齢化が進み、島民の力だけではどうにも解決できなくなっていました。

 

クリーンアップの始まり

2001年、観光客や島民からの要望をうけて、山形県主催で島外からボランティアを募り「飛島クリーンアップ作戦」が始まりました。翌年からは酒田市内のNPO法人や地元の東北公益文科大学がメンバーとなった実行委員会を組織し、現在まで運営を行っています。

飛島の西海岸はアクセスが悪く、車両が乗り入れ可能な地点からさらに300mほど歩かなければなりません。必然的に、集めたごみの運び出しも人力に頼ることになります。

参加者が一列になってバケツリレーのようにごみ袋を運ぶ様子は飛島クリーンアップ作戦の名物になっています。

活動の軌跡

活動紹介記事

飛島クリーンアップ作戦20年活動報告書

20年の節目に、これまでの活動をまとめた報告書作成し、公開しました。
これまでご支援、ご協力いただいた関係者のみなさま、飛島島民のみなさま、活動を支えていただいた多くの参加者の皆さま、本当にありがとうございます。

活動の実績

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参加者(累積)
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回収量(累積・Kg)

見えはじめた成果、見えない終わり

活動を始めた2000年代当初は、拾っても拾っても代わり映えしない状態が続きました。

それでも活動を続け、2011年にはやっともとの砂浜が見える様になりました。

活動の開始から10年が経っていました。

飛島クリーンアップ作戦で培われた様々なノウハウは、同じ様に海ごみに悩む離島や、地域の活動に活かされています。

2019年現在も活動を続けなければいけない理由があります。きれいにしてもきれいにしても、冬の間の強い北風や大波で新しいごみが流れ着くからです。

新しい海ごみの漂着が無くならない限り、クリーンアップ活動を続けていかなければなりません。

「飛島西海岸の定点撮影映像」  提供:鶴岡工業高等専門学校 物質工学科 佐藤司研究室
冬の間の漂着の様子がよくわかります。

活動に参加する!

服装 / 持ち物など

※手袋、ごみ袋、昼食は主催者で用意します。※使い捨てプラスチック削減のため、ペットボトル飲料の配布は行いません。ご自身で用意をお願いします。

チラシをご確認の上、FAX、お電話、もしくは下の申込みページからお願いします。

5月7日(火)10時〜8日(水)17時  申込みページにアクセスできます。

今後もご支援、ご協力よろしくおねがいします!

毎年5月最後の土曜日に開催!

募集は例年、GW明けからです。

第24回飛島クリーンアップ作戦 実行委員会

構成団体

一般社団法人山形県産業資源循環協会 / 藻場再生研究クラブ / 東北公益文科大学地域共創センター / 飛島コミュニティ振興会 / 海上保安庁酒田海上保安部 / 一般社団法人鳥海山・飛島ジオパーク推進協議会 / 合同会社とびしま / 山形県庄内総合支庁 / 酒田市 / 特定非営利活動法人美しい庄内 / 特定非営利活動法人パートナーシップオフィス

協賛

山形放送株式会社 / 公益社団法人24時間テレビチャリティー委員会

協力

株式会社みなと

公益社団法人東北海事広報協会

テックアイランド合同会社

事務局

特定非営利活動法人パートナーシップオフィス

〒998-0843 山形県酒田市千石町1丁目12-38( 電話:0234-26-2381)