今年も5月28日土曜日、飛島西海岸を清掃する、『飛島クリーンアップ作戦』が行われました。
今回のクリーンアップ作戦は庄内で活動する3つのNPO法人が事務局となり、市や県、大学、民間団体などと共に実行委員会を組織し、準備と当日の運営にあたりました。
当日は生憎の天気で、朝6時半に酒田港に集合したときはあいにくの雨。
雨の中ではありましたが開会セレモニーの中で挨拶をしていただきました。
参加者一同士気が高まります。
この日の一便はクリーンアップ参加者で超満員。
今年はスタッフ含め180名が飛島に渡ります。
定員ぎりぎり、すし詰め状態で飛島へ向かいます。
幸いなことに、海はとても穏やかで定期船は揺れもせず滑るように飛島へ向かいました。
飛島についたら島の反対側、西側の田の下(たのしり)海岸へ徒歩と車で移動。
今回も、車は島民の皆さまから自家用車を提供していただきました。
全島協力体制でクリーンアップへ挑みます。
実施場所に到着し清掃作業を開始するころには雨もやんでいました。
清掃前の田の下海岸です。
昨年のクリーンアップで目立つ大きなごみはないほどきれいになっていたのですが、一年の間に多くのごみが漂着してきていました。
島民と合流し、250人体制で清掃開始。
回収したごみは島民の小舟で法木の港まで運搬します。
例年にも増して遠浅になっていた海岸。
沖の方、数十メートルまで水深10センチに満たない状況でした。
そこで、ごみの運搬効率を高めるため、浅瀬に人が並んでバケツリレーを行いました。
250人の努力の甲斐あって海岸は見違えるようにきれいになりました。
クリーンアップの後は島の女性部のみなさんが用意して下さった昼食を御馳走になりました。
飛島名物のイカ焼きにアラメの煮つけ、温かいホッケのつみれ汁などに舌鼓をうち、疲れた体を癒しました。
参加者の皆さんからは「目に見えてきれいになった田の下海岸に感動した」との声が多く聞かれました。
初参加の方からは「来島のきっかけになって良かった」、「次は釣りに来てみたい」との声も聞かれ、海岸清掃の活動だけでなく、美しく楽しい飛島を知っていただき来島のきっかけになっていけばと思います。
また、毎年参加されている方からは、「ごみ拾いをしなくて済むのが一番。ごみを出さない呼びかけをしてほしい」「流れ着くごみの元を断たなければ」との声もあり、環境意識の高まりを感じました。
11回目を迎えた飛島クリーンアップ作戦。
これからの10年に向けて気持ちを新たにみんなで頑張っていきたいですね。