「山の恵みの映画たち 2019」開催のお知らせ

映画祭のお知らせです。山、川、海に関するドキュメンタリー映画がたくさん上映されます。
中でも『海―消えたプラスチックの謎(監督:ヴァンサン・ペラジオ/2016年/53分)』は当法人の活動と関連の深い内容です。金子理事も16日の上映後トークに出演しますので、近隣でお時間のある方は、お誘いあわせの上、お越しください。

山の恵みの映画たち 2019 ◎3月15日[金]ー17日[日]

山形国際ドキュメンタリー映画祭のプレイベントとして2014年、16年と継続して開催され、大きな反響を呼んできた特集上映「山の恵みの映画たち」。山に抱かれたこの山形の地で、映画を通じて山をみつめ、語り合う、山と映画の祭典です。
3回目を迎える今回は、さらなる挑戦として、川や海との結びつきのなかでより立体的・多面的に<山>という存在を浮かび上がらせるべく、ますます多彩な作品を世界中からそろえました。人々の暮らしに実りと恵みをもたらす山、文明や戦争のメタファーとして「征服」の対象となる山、絶対的な他者として人間の前にたちはだかる山、太古の歴史と記憶を湛える山…。洋の東西も時代も超え、泰然自若たる山河、山海、そこに生きる人々の過去と現在を描き出す、珠玉の作品群です。
前回に引き続き、上映作品の監督や専門家によるトークや関連企画も充実。今年もたくさんの「やまがたの山語り」が生まれることでしょう。
スクリーンをはみださんばかりに映し出される山の姿、その映像表現の豊かさを、心ゆくまでお楽しみください。

上映作品

『縄文にハマる人々』(2D /3D)(監督:山岡信貴/2018年/103分)
『早池峰の賦』(監督:羽田澄子/1982年/186分)
『満山紅柿 上山 — 柿と人とのゆきかい』(監督:小川紳介+彭小蓮/2001年/90分)
『ディア・ハンター 4Kデジタル修復版』(監督:マイケル・チミノ/1978年/184分)
『海の産屋 雄勝法印神楽』(監督:北村皆雄、 戸谷健吾/2018年/75分)
『海―消えたプラスチックの謎』(監督:ヴァンサン・ペラジオ/2016年/53分)
『緑はよみがえる』(監督:エルマンノ・オルミ/2014年/76分)
『タイマグラばあちゃん』(監督:澄川嘉彦/2004年/110分)
『山〈モンテ〉』(監督:アミール・ナデリ/2016年/107分)
『ヒマラヤの聖峰 ナンダ・コット征服』(撮影:竹節作太/1936年/28分)
『標高8,163m マナスルに立つ』(監督:山本嘉次郎/1956年/97分)
『川はだれのものか 大川郷に鮭を待つ』(企画・制作・演出:菊地文代/2014年/94分)
『富士山頂観測所』(監督・脚本:柳澤壽男/1948年/21分)
『海に生きる 遠洋底曳漁船の記録』(監督:柳澤壽男、樺島清一/1949年/33分)
(関連作品)
『武蔵野 ~江戸の循環農業が息づく~』(監督:原村政樹/2018年/111分)

スケジュール

◯3月15日(金)
10:00- 11:43 『縄文にハマる人々』
13:00- 16:06 『早池峰の賦』
17:00- 18:30 『満山紅柿 上山 — 柿と人とのゆきかい』
19:30- 22:34 『ディア・ハンター 4Kデジタル修復版』

◯3月16日(土)
10:00- 11:43 『縄文にハマる人々』(3D版)
  上映後トーク(~12:20):山岡信貴(監督)× 金寛美(陶芸家)
13:00- 14:15 『海の産屋 雄勝法印神楽』
  上映後トーク(~15:00):北村皆雄(監督) × 戸谷健吾(監督)
15:40-16:33 『海―消えたプラスチックの謎』
  上映後トーク(~17:20):金子博(NPO法人 パートナーシップオフィス理事)
18:00-19:16 『緑はよみがえる』
20:00-21:50 『タイマグラばあちゃん』

◯3月17日(日)
10:00- 11:43 『縄文にハマる人々』
13:00- 14:47 『山〈モンテ〉』
15:30- 17:35 『ヒマラヤの聖峰 ナンダ・コット征服』『標高8,163m マナスルに立つ』
18:15- 19:49 『川はだれのものか 大川郷に鮭を待つ』
20:30- 21:24 『富士山頂観測所』『海に生きる 遠洋底曳漁船の記録』

◯3月18日(月)~21日(木)連日
10:00- 11:43 『縄文にハマる人々』(2D /3D)

関連上映(「山の恵みの映画たち2019」前売り券はご利用いただけません)
◯3月22日(金)~28日(木)上映時間未定
『武蔵野 ~江戸の循環農業が息づく~』

会場

フォーラム山形(山形市香澄町2-8-1、電話023-632-3220)

料金

前売り券:1回券1,100円、4回券3,400円、8回券6,000円
 ・【1月下旬より】フォーラム窓口、映画祭事務局、市内プレイガイド等で発売予定です。
 ・4回券、8回券は切り離して複数人でご利用いただけます。
 ・当日券は劇場料金となります。
 ・『縄文にハマる人々』3D版をご覧になる場合、別途3D鑑賞料金とメガネ代が必要となります。

主催

「山の恵みの映画たち」上映実行委員会

問合せ

山形国際ドキュメンタリー映画祭(電話:023-666-4480 担当:高橋、遠藤)

関連リンク

パンフレット|森羅の光陰をめぐる旅PDFファイル
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