環境省事業】ドローンを活用した海岸漂着ごみの搬出実証を実施しました

2026年10月12日、山形県遊佐町女鹿地区の三崎海岸において、大型ドローンを活用した海岸漂着ごみの搬出実証を実施しました。ボランティア参加者が海岸に漂着したごみを回収し、ドローンと人力による搬出を行い、それぞれの方法を比較・検証しました。

本事業は、環境省「ローカル・ブルー・オーシャン・ネットワーク推進事業」の一環として実施する「データ駆動型 海岸漂着ごみクリーンアップ最適化と省力化事業」の取り組みです。当プラットフォームの協働事務局であるNPO法人パートナーシップオフィスと山形県庄内総合支庁環境課が連携して提案し、モデル事業として採択されました。

実施団体:特定非営利活動法人パートナーシップオフィス
連携自治体:山形県庄内総合支庁環境課
ドローン運航協力:一般社団法人日本ドローンビジネスサポート協会、doSORA
協力:美しいやまがたの海プラットフォーム、東北公益文科大学地域共創センター防災・環境部会、
一般社団法人 鳥海山・飛島ジオパーク推進協議会、鳥海山・飛島ジオパーク ガイドの

改善促進海岸・三崎海岸の現状と課題

今回の実証場所である遊佐町女鹿地区の三崎海岸は、地形的に漂着ごみが集まりやすい一方、海岸と道路・駐車場との高低差が20m近くあります。また、搬出路は幅が狭く傾斜も大きいため、車両や重機による搬出が困難な海岸です。

そのため、海岸に漂着したごみを回収しても、駐車場まで人力で運び上げる必要があり、作業者の負担が大きくなります。山形県が長年継続している漂着ごみ量のモニタリングでも、ごみの量が高い水準で推移していることから、三崎海岸は「改善促進海岸」に選定されています。

このような海岸では、ごみを回収するだけでなく、回収したごみを安全かつ効率的に搬出する仕組みを整えることが、継続的な環境改善に向けた重要な課題となっています。

当日の活動状況と回収実績

当日は、ボランティア参加者が足場に注意しながら、海岸に漂着したごみを回収しました。

回収したごみは、可燃物・不燃物・粗大ごみなどに分別しました。その後、ドローンによる搬出を円滑に進めるため、袋ごとの重量を管理し、機体の積載可能重量に合わせて荷物を準備しました。

搬出では、ドローンと人力の両方を用い、それぞれの搬出重量や所要時間などのデータを収集しました。

人力による搬出では38人で約150kg、ドローンによる搬出では20往復で400kg弱の漂着ごみを搬出しました。フレコンバッグで8袋分の漂着ごみを処理することができました。

今後、収集したデータを詳しく分析し、海岸清掃におけるドローンの有効性を検証するとともに、各工程の手順をマニュアルにまとめ、他の海岸への展開を目指します。

環境省・令和8年度ローカル・ブルー・オーシャン・ネットワーク推進事業の支援を受けて実施しました。

本事業は環境省が展開する上記事業の一環で実施しました。
ローカル・ブルー・オーシャン・ネットワーク推進事業は国内における海洋ごみ対策の一層の推進を図ることを目的に、自治体と企業等の連携による自走性ある取組の実証を支援し、海洋ごみの回収・発生抑制対策の実効性を高め、持続可能な取組とするためのモデル事業です。

詳細については環境省のウェブページをご覧ください